健康スポーツナースの概要と就職先について
健康スポーツナースは、運動を通じて人々の健康管理をサポートするのが主な仕事です。看護師か准看護師の資格が必須であり、日本健康運動看護学会が定める講習を満了することで認定試験を受ける資格が得られます。その後、試験に合格することで4年間有効の健康スポーツナースの資格を得ることができます。
健康スポーツナースはスポーツやリハビリの知識を活かして医療的なサポートを行うため、理学療法士やスポーツトレーナーと連携する機会が多いのが特徴です。職場も医療機関に限らず、地元のスポーツクラブや運動イベントの救護など多岐にわたります。医療の知識を健康やリハビリの面で活かすのに最適な働き方と言っても過言ではありません。
健康スポーツナースの就職先には、会社が運営するスポーツクラブがあります。規模が大きな会社が運営する施設では、充実したサポート体制を謳っている所が多く、健康スポーツナースに関する理解もあるので、働きやすい環境と言えるでしょう。
また、リハビリセンターも健康スポーツナースが活躍できる職場です。ただ、弱った身体を回復させるための施設なので看護の経験が豊富な人が優先される傾向にあります。そのため、看護師になって日が浅い人の場合は採用されにくいかもしれません。
その他、地域単位で行われる運動器健診の業務を請け負う医療機関でも働くことができます。健康スポーツナースの資格があれば、より質の高い健診ができるため重宝されるでしょう。